ごあいさつ

創業明治27年、玉櫻味噌・醤油醸造元として年に渡る歴史をもつ加藤本店は、創業時より受け継がれて来た伝統の製法により少量生産ながら最高の品質の味噌・醤油を作り続けてまいりました。

玉櫻味噌縁起

備中玉島は千石船※の往きかう瀬戸内の良港で、海の幸、山の幸の商いが盛んに行われ、全国から美味特産品が数多く陸揚げされていました。また、瀬戸内の温暖な気候に育まれた良質の原料を用いて、備中ならではの味噌・醤油が造られてきており、数多くの味噌醸造元がそれぞれに特色のある風味をもっております。

その中にあって本店は、明治27年(1894年)この備中玉島の良港を眼前にし、平安から江戸へと育まれた醸造の秘伝を基に醸造蔵を開き、初代・加藤伝吉の姓を取って加藤本店と致しました。

創業に際し、連綿と続く伝統の味をかの地玉島に根づくようにと、風光明媚なるこの地に美しく咲く櫻と地名とを合わせ、「玉櫻味噌」と命名いたしました。

以来、伝統秘伝の天然熟成手造りによって創業来の美味滋養を今に伝えるものとして今日に至っております。

※千石船

1石は1人が1年間に食べる米の量。江戸時代、造船の技術が飛躍的に高まり、一度に多くの物資を運ぶ事ができるようになりました。

130年の歴史と共に

創業以来130年、地域の皆様に支えていただきました。

長い歴史を持つ昔ながらの製法で造った香り豊かな製品をご堪能いただけると幸いです。